まる子と保健室

突然の娘の不登校。必死に手探りで出口を見つけたこっこ母さんのblog。時々息子も登場予定。時々あたしも登場。

スポ少に行けない

どんなに寒くても楽しみにしていた陸上クラブの練習。

山の中にあるグラウンドだったため、冬は極寒だった。

18:00くらいには夕飯を済ませ、食べ過ぎや揚げ物は控えるなど、あたしも仕事をしながらの週3回のスポ少はけっこう大変だった。

 

練習中、親は帰らずに1時間半応援するという暗黙のルールがあったし、片道20分の距離だったため、あたしも子供の頑張りを見守っていた。

陸上はただ走るのみ。

唯一楽しめるのはリレーくらいで、基本はとにかくひたすらグラウンドを何周も走る。

真冬は見ている方もつらいんだけど、子供の頑張る姿に涙が出る事も度々あった。

あたしも頑張ろう!って子供からパワーをもらっていたと思う。

毎回「楽しかったー」と言って、練習を頑張っていたまる子。

そんなまる子が突然走れなくなったのは、長男が6年で卒団したため、まる子だけ行くようになった5年生になる前の春休み。

 

 コーチに怒られたりもしていない。

 お友達と揉め事もなく仲良くしている。

 走るのが嫌いになったわけではない。

 家を出る時までは今までと変わらない。

 

なのに、練習場に着いたら具合が悪いと言い出して、走れず車で休む。

そのうち、行く途中に具合が悪くなり、泣き出す。

着いても車から降りられず、泣く。

 

訳が分からない。まる子も理由が分からない、陸上は辞めたくないと言う。

「気持ちは行きたい!泣きたくない!って思うのに、近づくにつれてドキドキして涙が出てくる。毎回お母さんに迷惑かけて、こんな自分が嫌になる。」と泣き出す。

 

とりあえず、スポ少には1ヶ月休みますと伝え、様子を見る事にした。

周りのお母さん方は、お兄ちゃんがいなくなって寂しくなったんじゃない?なんて言っていた。

あたしもそんな風に思っていた。

 

学校は新学期が始まっていたが、普通に登校していた。

なので当然、スポ少に原因があるのだろうと思っていた。

 

1分でも1秒でも早く、この子の心の苦しみを取り除いてやりたかった。

泣いているまる子を見て、あたしもつらかった。

お母さんが助けてあげるからね、といつも思っていた。

と同時に、なんで??原因は何??と、訳が分からず正直、かなり動揺もしていた。